高校野球 甲子園 下馬評と結果

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高校野球 選手権大会2001年(平13年)第83回大会



大会前A〜E評価

常総学院 仙台育英 日南学園 智弁学園 横浜

明徳義塾 日大三 宜野座 尽誠学園 樟南 花咲徳栄 東洋大姫路
金沢 九産大九州

金足農 日本航空 平安 松山商 佐野日大 四日市工 福井商
神埼 光星学院 酒田南 玉野光南 習志野 前橋工

城東 波佐見 上宮太子 如水館 弥富 塚原青雲 秀岳館
岐阜三田 明豊 宇部商 近江 初芝橋本 盛岡大付

滑川 静岡市立 鳴門工 駒大苫小牧 帯広三条 聖光学院 十日町
開星 八頭

(結果=太字赤・・優勝 、太字紫・・準優勝 、太字青・・ベスト4 、太字・・ベスト8

[朝日新聞記事参考] 制覇へ有力5校
5強に迫る9校
上位ねらう13校 
台風の目へ13校
新鮮・久々9校
→ A
→ B
→ C
→ D
→ E

◆下馬評・・
今大会は投手力、打力、機動力等1つ抜きん出たものを持ったチームというのは少なく、総合力で勝負するチームが
多い。また予選をエース1人で投げぬいたチームはないが、140キロを超す速いストレートを投げる投手が多く、昨年と
比較すると全体的に投手が頼もしい。投手戦が多く見られるのではないか。
そんな中最も注目のNO.1投手といえば予選でノーヒットノーランも達成した日南学園の寺原だ。「最速記録を超えて
やる」と公言するとおりとにかく球が速い。この超高校級右腕を見るために甲子園が大観衆で埋まるのは間違いない。
果たして寺原の豪速球を打てる打線はあるのか、これが今大会の一番の見所といえそうだ。また日南学園は寺原だけで
なく控えにも安定した投手が複数控え、更には打線も強打者揃い。このチームに宮崎初の優勝が託される。
右の好投手といえば智弁学園の秦も注目だ。豪速球なら寺原に分があるが、変化球のキレ、またコントロールでは
むしろ彼に軍配が上がる。春からの打力の向上で優勝候補の一角に躍り出た。
横浜は大きい当たりはさほどないが、コンパクトな振りで単打を連発するねちっこい打線だ。加えて左腕投手陣も安定。
春夏連覇を狙う常総学院は打線が力強い。予選では終盤の驚異的な粘りで勝負強さも見せた。比べて投手陣がやや
弱いだけに先取点を取って優位に試合を進めたいところ。仙台育英は看板の左打線がどう機能するかだ。
2校の選抜決勝組は決め手に欠け、評価ほどの活躍はできないのではないかと思われる。
B評価以降にも優勝を狙えるチームが多い。明徳義塾はすっかり甲子園での戦いを熟知している。日大三は予選
.451の強力打線で頂点を狙う。強打の尽誠学園、春関東王者の花咲徳栄、好投手がいる金沢、金足農も注目だ。

◆結果・・
昨夏智弁和歌山が圧倒的な打撃で甲子園を制したのに続き、今大会の日大三もパワフルな打撃で他校を圧倒した。
各打者の振りが速いのなんの。4番・原島の3試合連続本塁打を含め本塁打は7本。大技だけでなく要所では小技も
手堅く決めた。隙のない打線だけではなく投手陣の近藤、千葉、また左腕・清代の安定感も際立っていた。
大会前は話題にものぼらなかった近江だが、3人の投手の継投策で試合ごとに成長したチームだ。竹内、島脇、清水、
いずれも持ち味を発揮した。これぞ”三本の矢”だ。
最も注目された投手・寺原はどうだったか。やはり期待どおりやってくれた。玉野光南戦で甲子園史上最速となる154キロ
をマークしたのだ(大リーグ式で157キロ)。彼が直球を投げるごとに甲子園がどよめいた。とはいえ150キロのマシン
打撃で寺原対策をしてきた相手打線に直球を見事にジャストミートされたり、相手打者がバントの構えをすると球速を
落として投げその球を痛打されるなど時折甘さも見られた。これからの成長を期待したい未完の大器だ。
またチームは準々決勝敗退。かなり総合力に優れていると思ったが、寺原次第で試合が決まるという印象を払拭できない
まま終わった。ところでこの大会は各記者の間で評価が低い。なぜか。
失策は昨夏よりも減ったものの、ワンサイドゲームの多さ、投手の四死球増加、制球の甘さで打たれるケースが多かった
からだ。左腕投手に牛耳られたチーム監督の試合後の「左腕対策をやってこなかった(だから打てなかった)」という
コメントも気になった。甲子園出場で満足してしまったチームが多かったのではないか。そんな中、準々決勝の
名門対決・松山商VS平安や準決勝での横浜の9回の粘りなど見事だった。意識の差が結果の差になった気がする。


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